内容説明
私が理解しようとしているのは、私がいるこの世界、そして私自身である。プラトン、ニーチェ、サルトル、ハイデガー、カント、ショーペンハウアー…西洋哲学の主要テーマを解き明かす。
目次
生きる意味を求めて―歴史的な大哲学者の著作を読み返す
中年の危機―真の価値観を気づかせてくれた古典と実存主義
哲学的小説―死の不安との闘いのクライマックス
学問の森―オックスフォードで教鞭を執る
大衆化をたたえて
哲学の限界
ショーペンハウアーを発見する
ショーペンハウアーの哲学
テレビでの哲学―「思想家たち」と「偉大な哲学者たち」
分析哲学の限界―現代哲学における大きな分裂
思索はつづく
著者等紹介
マギー,ブライアン[Magee,Bryan]
1930年生まれ。イギリスにおける哲学解説の第一人者であり、国会議員としても活躍。オックスフォード大学で史学および哲学・政治学・経済学、イェール大学で哲学を学ぶ。ロンドン大学キングズ・カレッジ客員教授およびメアリー・カレッジ(ロンドン)、ケーブル・カレッジ(オックスフォード)特別研究員。テレビ・ラジオの哲学解説番組の制作・出演や、精力的な執筆活動を通じて、哲学をわかりやすく紹介している。また演劇や音楽にも造詣が深く、ワーグナーの解説者として知られる。著書多数。翻訳書としては『哲学の現在』(河出書房新社)、『西洋哲学の系譜』(晃洋書房)、『知の歴史』(BL出版)などがある
須田朗[スダアキラ]
1947年千葉県生まれ。中央大学文学部教授。哲学専攻。ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』(NHK出版)を監修する。主な著書は『もう少し知りたい人のための「ソフィーの世界」哲学ガイド』(NHK出版)、『哲学の探究』(中央大学出版部、編著)ほか。またカッシーラー『認識問題2-1』(みすず書房、共訳)、ガダマー『理論を讃えて』(法政大学出版局、共訳)、オニール『語りあう身体』(紀伊国屋書店)、アドルノ『否定弁証法』(作品社、共訳)など訳書も多い
近藤隆文[コンドウタカフミ]
1963年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業。翻訳家。訳書に、ジョナサン・タロック『シーズンチケット』(アーティストハウス)、テリル・ランクフォード『明日なき者の宴』(扶桑社ミステリー文庫)、グンター・パウリ『アップサイジングの時代が来る』(朝日新聞社)、ロバート・ボーヴァルほか『オリオン・ミステリー』(NHK出版)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
tieckP(ティークP)
しんかい32
パストゥーレ