内容説明
インダス川流域に発達したインダス文明は、文字もまだ解読されておらず、謎に包まれている。モヘンジョ・ダロやハラッパーに代表される遺跡のほかに、近年新たに脚光を浴びてきたドーラビーラー遺跡の発掘に関する世界初の本格的取材の内容が明らかにされる。
目次
INDUS―文明への旅立ち
取材記・謎の民は海を渡った
インダス文明とは何か
古代文明への視点(文明の美とかたち;インダス文明の動物世界―印章に刻まれた動物たち;インダス文明発掘史;インダスの都市生活と水のシステム;インダスとメソポタミアの間;文明への長き歩み―インダス文明前史;インダス文明以降の南アジア)
座談会・四大文明をめぐる(三)交易
遺跡ガイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
16
図書館本。メソポタミアに続いてインダス文明。やっぱり文字の力は偉大だと思う。四大文明の中で一番謎が多いのは記録がないからだと思う。これだけ整然とした機能的な大都市を作っているのだから高度な教育も行われていたに違いないのにどうして文字は僅かしか残ってないんだろう?工芸品や資材などをメソポタミアの穀物と貿易していたとしたら必ず文書が残る筈なのに。貴石を使った精巧なアクセサリー、ユニークな動物像や写実的な人像は豊かな社会を想像させる。エジプト、メソポタミアもそうだが、大河が肥沃な土地を作るといっても2021/01/28
allite510@Lamb & Wool
10
四大文明の中でも謎が多いとされるインダス文明。400種も文字があるにも関わらず、長文が発見されないため解読が進まないということらしい。一方で「世界で初めて都市計画をした」とも言われ、利水を中心に考えられたようなドーラビーナー遺跡は独特の美しさがある。信仰の中身などもほとんど未解明だが、シヴァ神の原型と言われる獣王や、角の生えた虎や一角獣など、角を神聖な力としたことを示す印章などの遺物はかなり魅力的。「獣王の角×シヴァのリンガ」ということか。なるほど。と言いたいところだけども、まだまだ謎ばかりのようだ。2019/01/23
takao
2
イラン高原を支配したトランス・エラム文明からの到来者がモヘンジョ・ダロの都市を設計か?2023/06/27
ゆずこまめ
1
インダス文明って知らないことが多かった。ドーラビーラーのことは初めて知ったし、インダス文明が思っていた以上に広範囲に広がっていたこともインダス文字が未解読なことも知らなかった。知らないことがたくさんあると思うとワクワクする。2023/01/19
JUN0110
0
これは核実験が成功したことを祝う記念碑です。2015/10/11
-
- 電子書籍
- 真昼の夢・青いネモフィラ
-
- 電子書籍
- DKの妄想恋愛【タテヨミ】#158 p…
-
- 電子書籍
- 妻プチ 2022年8月号(2022年7…
-
- 電子書籍
- 変女~変な女子高生 甘栗千子~【電子限…
-
- 電子書籍
- 天使じゃない!! 5 プリンセス