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内容説明
ファーブルと『昆虫記』が現代人に問いかける「本当の幸せ」。学問では食べていけなかった時代、貧しいファーブルに大学教授の道はなかった。彼は日々の生活に追われながら、好きな生きものの観察、研究をつづけた。逆境にあって、ファーブルはふたつの幸せをつかみとった。家族と、蜂の飛びかう小さな荒れた土地。彼はそこを「楽園」と呼び、人生の後半を愛するものたちだけと過ごすことを選んだのだ。
目次
生いたち
教師時代
荒れ地
昆虫と生きる
家族と晩年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryoichi Ito
3
「訳者あとがき」によると,「ドイツ語圏では,本書が出るまでファーブルは一般には全くと言っていいほど知られていなかった」という。本当?フランスの隣国ドイツで?皮肉なことに,ファーブルの開拓した動物行動学は,ローレンツ(オーストリア)やティンバーゲン(オランダ)らフランス以外の研究者に継承され発展をすることになった。本書はファーブルの「昆虫記」と伝記からさわりを集めたものでファーブルの人柄を知るのに大変都合が良い。読みやすいが,「私はこの本を文字どおりむさぼるように読んだ」など,奇妙な訳が散見されるのは残念。2019/04/20
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