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内容説明
疾風の如く、怒涛の如く、流転の秘法に中華を見た渾身の歴史ドキュメント。
目次
序章 ラスト・エンペラーの秘宝
第1章 初めに鼎ありき―光輝く至上の神に
第2章 玉器のシンボリズム―神から人へ 国家誕生の謎を探る
第3章 中原遥か、漢を懐う―書画に賭ける心 六朝・理想の文人時代
第4章 大唐、漠北より来る―中華の秘宝を追え
第5章 天、禍乱を厭い―文人皇帝の宴 五代十国時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
1
北京・台湾の二つの「故宮博物館」(両者はどちらも「こちらが本家」と言わないことで合意)の収蔵品を紹介したNHKの’97年ドキュメント番組に付随して刊行、中国5千年の歴史再説(司馬遼の示唆により「中華」や「漢」という概念も検証される)。美術品は権力の象徴、所持は正統の証明である。「表意文字である漢字の迫力」を思う。たとえば「磚」という字。魏の曹操は薄葬を命じて碑を禁じために出土資料もブランクがあると言う、興味深い品も多いが。共産党権力は容赦なく歴代の墳墓を発掘、民族の財産?わが国は連綿の神話で調査も不許可。2011/09/14
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
0
漢と夷狄の係わりを主題に、後藤多聞がここまで書ける人だとは知らなかった。TV屋を侮ってはいけないな。むしろこれくらいでないとNHKのプロデューサは務まらんということなのだろう。2014/07/07
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