出版社内容情報
●「辺境」の地とされてきた津軽、南部、下北の地に豊穣な文化の「まほろば」が眠っていることを発掘する。
●近代西洋の国家群のなかで独自の文化と民族を守り続けるスペイン・バスク人に国家と民族の相剋を考察する。
内容説明
日本とはどういう国か日本人とは何者か。「街道をゆく」における思索の道筋を追った、壮大な紀行ドキュメント!本書には、NHKスペシャル「街道をゆく」の第三回「北のまほろば」と第四回「南蛮のみち」の取材記が収められています。
目次
1 北のまほろば(まほろばへの起点;本州最北端;米と土地;日本人の体質;物持ちのいい町;混じり合うことの誇り;まほろば―幸福であること)
2 南蛮のみち(ザヴィエルとバスク;フランスの中の「バスクと日本」;風と水と光のくに;ザヴィエルの城を求めて;国家を持たない人々を支えているもの)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒野の狼
3
TV番組NHKスペシャル「街道をゆく」は司馬遼太郎の同書を映像化したもので、本書は、番組の内容をカラー写真付きで掲載したもの。第3回「北のまほろば」と第4回「南蛮のみち」の取材記ということになっているが、番組内容の掲載が中心であり、本書オリジナルの部分であるNHK取材班のコメント(取材記)は補足的なもの。本書は、番組を見た人には番組内容の復習と裏話(取材記)を楽しめる構成だが、訪問地のカラー写真が豊富であるため、番組とは独立して、本書のみでも十分に楽しめる内容。2023/08/22
半べえ (やればできる子)
1
★★★★2017/12/09