内容説明
鉢植えや盆栽の作品では、水準の高い園芸を日本人は楽しんできた。庭や室内に飾り、観賞法にも工夫を凝らした。江戸の園芸にはそのすばらしい例が多い。本書は現代園芸の伝統園芸植物と盆栽の作品を写真で紹介する。
目次
皇居の盆栽と盆器の姿(皇居の盆栽;皇居の盆器)
伝統園芸植物―江戸の園芸文化(春;夏;秋;冬)
盆栽・装飾の美―席飾りの試み(春;夏;秋;冬)
江戸の園芸文化ガイド(「帯笑園」の庭園史における意義;江戸時代の鉢;江戸の園芸植物資料一覧)
著者等紹介
小笠原亮[オガサワラリョウ]
1933年、愛知県名古屋市に生まれる。1956年、京都大学農学部研究生終了。1957年、名古屋園芸(株)創業、代表取締役。1933年、愛知豊明(とよあけ)花き流通協同組合設立、代表理事。1996年、(近代的な植物取引市場(しじょう))、豊明花き(株)設立、代表取締役社長。2004年、同相談役、(株)JFP設立・取締役会長。1970年ごろより、江戸時代の植物・園芸に関する文献や資料を収集し、「雑花園文庫」を設ける。あわせて「NHK趣味の園芸」講師、ラジオ出演、各地での講演により園芸文化の発展に努める
山口安久[ヤマグチヤスヒサ]
1944年、東京都豊島区に生まれ、疎開地長野県で育つ。1967年より埼玉県大宮市盆栽町の盆栽園および1970年創刊の「自然と盆栽」で修業。1971年、千葉県柏市に「柏芳園」を開園。1980年ごろ、日本初の庭園盆栽美術館「瑞祥園」設立に携わる。1982年より日本盆栽協同組合理事(8年間)を務める。1983年より宮内庁盆栽の手入れに参加し、現在に至る。1985年、中国より姫柿を導入。2004年、浜名湖花博(会期:4~10月)「園芸文化館」で伝統園芸植物展示制作を担当。現在、(株)樹芸 代表取締役、「姫柿を育てる会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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