内容説明
強健で育てやすく、世界でも愛されているツバキとサザンカ。日本を代表する花木の魅力をあますところなく紹介し、併せて手入れの方法やふやし方などについて詳しく解説する。
目次
栽培を始める前に
園芸品種と原種
ツバキ、サザンカの栽培暦
12か月の管理と作業
植えつけ、植え替え
ふやし方
病害虫の防除
ツバキ、サザンカの特性と分布
園芸相談Q&A
著者等紹介
桐野秋豊[キリノシュウホウ]
1927(昭和2)年、富山県八尾町生まれ。1948(昭和23)年より、富山県下の国公立の小・中学校で理科担当教師として勤務後、請われて東京安達椿研究所主任研究員となる。1971(昭和46)~1988(昭和63)年、(社)こどもの国協会「ツバキの森」担当主任。現在、自宅の庭にて、日本、中国、ベトナムなどの原種や園芸種を育種、栽培中。1994(平成6)年に(財)園芸文化協会より「園芸文化賞」を授与される。ツバキ協会副会長。東京都八王子市在住
箱田直紀[ハコダナオトシ]
1938(昭和13)年、群馬県生まれ。東京農工大学農学部、園芸学担当教授。ほかに、資源植物学などの分野も担当。日本をはじめとする、東洋原産の花木のタネや、そのタネをもとに生まれた品種について、遺伝資源ならびに文化遺産の両面から学術的研究に携わる。1968(昭和43)年より、サザンカ品種の調査を開始。1970年代半ばからは、調査対象を中国のツバキにまで広げる。平成になってからは、ベトナムのツバキ調査に従事。学生の指導にあたるかたわら、収集した植物の管理に多忙な日々を過ごす。近年は、ベトナム北部のラン、ベゴニア、ノボタン、カンアオイなどの野生種も栽培。日本ツバキ協会理事。東京都狛江市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。