出版社内容情報
涙が出るほど懐かしい──。
啄木の短歌にメロディーがつきました。
『千の風になって』の新井満が贈る21世紀の「故郷(ふるさと)」。
写真詩集に、NHK「ラジオ深夜便のうた」でおなじみの新井満歌唱による「ふるさとの山に向ひて」を収録したCD付き。
内容説明
涙が出るほど懐かしい。啄木の短歌にメロディーが付きました。聞いて読むCDブック。
目次
第1章 ふるさとの山に向ひて
第2章 一握の砂
第3章 啄木さすらい
第4章 啄木慕情
第5章 東京銀座午前二時
石川啄木・年譜―わずか二十六年と二ヵ月の生涯
啄木をめぐる十の断章―啄木・組曲を完成するのになんと三十五年もかかってしまった
盛岡・啄木ガイドマップ
玉山周辺(旧渋民村)・啄木ガイドマップ
著者等紹介
新井満[アライマン]
作家、作詞作曲家、写真家、環境映像プロデューサー、長野冬季オリンピックの開閉会式イメージ監督など、多方面で活躍中。1946年新潟市生まれ、上智大学法学部卒業。電通に入社し、在職中はチーフプロデューサーをつとめた。小説家としては、1988年『尋ね人の時間』(文藝春秋)で芥川賞を受賞。2003年11月に発表した写真詩集『千の風になって』(講談社)が話題を呼び、CDシングル&アルバム(ポニーキャニオン)、DVD、CDブック、絵本などはロングセラーを続けている。日本ペンクラブ常務理事として、平和と環境問題を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フィリップ・まろ
1
『千の風になって』以降、新井満の方向性というか路線がそっちに向いているのかな。啄木の短歌を自作の曲にのせて唱歌とし、自らが歌唱している。ちょっと無理があるんじゃないの、と疑いの耳目でかかってみたが、これが案外と好いいんです。カーステレオで聴きながら運転していたら惹きこまれてしまった。新井満って歌も頗る上手なんだね。 本の後半の紀行文のような随筆もお気に入りに登録できる内容でした。それにしても石川啄木記念館の学芸員の山本さん、スゴイ!どんなに凄いかはこの本を読んでみなきゃ。2012/05/24
shinji oba
0
久々に石川啄木の本を読みました。啄木の短歌に新井満が曲を付けて歌う、なかなか面白いなと思う。2019/03/03
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