出版社内容情報
「ぞうさん」、「やぎさんゆうびんやさん」、「ふしぎなポケット」などで著名な、まど・みちおさんの、春・夏・秋・冬の26の詩から構成された心温まる詩集です。
目次
春(きょうも天気;草たち;春の訪れ ほか)
夏(蝉の声;はやくも70歳;てがふるえて ほか)
秋(きんの光のなかに;秋日;妻よ ほか)
冬(霜柱;霜の朝;気がつくことがある ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
14
まど・みちおさんが見ている世界を少し私にも見せてくれた。そんな詩集でした。2015/11/20
あっちゃん
1
とても落ちついた雰囲気の詩集でした。まどさんの詩の幅広さを感じました。2014/06/27
グーグー
0
まどみちおが四季を詠った詩集。いくつかある書き下ろしの詩は、老境に入って詠ったもので、思わず微笑んだり、しんみんしたり、ほっこりしたり。谷内こうたの挿絵はシンプルだが、詩に添っていて優しい。2017/11/26
cinnamon
0
新たにめぐってきた季節を感じることを『「秋」を立ち読みしているのだ』と表現してあるのが素敵。五感を使う読書だ。2015/12/06
すのう
0
私たちが天からお恵みをいただいていないときなどなく、人はそれに気付かずいるのに、天は変わらずお恵みをくださる。感謝の詩。「神さま 私という耳掻きに 海を 一度だけ掬わせてくださいまして ありがとうございました 海 きれいでした この一滴の 夕焼けを だいじにだいじに お届けにまいります」「ああいつだって天は 立ち会って下さったし下さるのだ 生きて関わるかぎりの この世のすべての生き物の どんなときどんな所でのどんな小さな 「私事」をでも 天ご自身の かけがえない「我が事」として」2014/06/26