内容説明
“日本の古典落語”に“フランス流エスプリ”をひと振り。笑っているうちにフランス語の力がつく荻野寄席!1話10分、辞書なしで気軽に読める!全25話、日仏対訳語注付き。
目次
サンマは目黒に限る!摩訶不思議な生き物編(目黒のサンマ;猫の皿;狸札;饅頭怖い;から抜け ほか)
ひーふーみーよー…、今何どきだい?可笑しな人間模様編(時そば;ジュテム;親子酒;長命;代書屋 ほか)
著者等紹介
荻野アンナ[オギノアンナ]
慶應義塾大学文学部教授。専門は16世紀フランス文学。小説家として、1991年『背負い水』で芥川賞受賞。2001年『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞受賞。2008年『蟹と彼と私』で伊藤整文学賞受賞。無類の駄洒落好きとして知られ、現在、落語修業中。金原亭駒ん奈の名で二つ目として高座にも上がっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スパシーバ@日日是決戦
100
[2014年] NHKラジオ「まいにちフランス語」を書籍化したもの。著者は落語修行中の芥川賞作家(金原亭馬生に師事し「金原亭駒ん奈」の名で二つ目)。目黒のサンマ/猫の皿/狸札/饅頭怖い/から抜け/元犬/てれすこ/あたま山/お血脈/夏の医者/無精床/時そば/ジュテム/親子酒/長命/かんざし/無理婿/与太郎の受験/紙入れ/子褒め/道具屋/酢豆腐/胴切り/片棒。元ネタを知っているアドバンテージと、文法はさておき未知の単語は辞書を引きつつ2週間でクリア! ちなみに8か国を操る三遊亭竜楽という落語家さんがいます。2017/02/19
さりー
0
名前・食べ物・小道具なにかとフランス版に置き換えているのがおもしろい。劇中に出てくる日本人名が、落語でひょうきん者によく使われる名前だったらオペラなどでひょうきん者によく使われる名前に置き換えられていたり、まんじゅうが、プディングだっけ?何かに置き換えられていた〜〜〜〜