内容説明
幽霊や妖怪、仙人、そして狐や虎などの動物たちと人間とが織りなす怪異の物語集から、代表的な22話を厳選。原作の風格を保つ簡潔な文章は、初心者にもわかりやすい。幻想の世界に浸りながら、中国語の表現と感性を学びましょう。
目次
壁ぬけの術
姫様の後ろ盾
琴盗人
虎の親孝行
犬の恩返し
仲間思いのねずみ
コオロギ
狐妻と幽霊妻
三年後の約束
恥知らず
著者等紹介
胡興智[コキョウチ]
中国・天津生まれ。東京外国語大学卒業、東京学芸大学大学院修了。関東国際高等学校講師などを経て、現在、日中学院専任講師、上智大学講師。趣味のいけばな(草月流)で「古月清舟」の雅号を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
30
『聊斎志異』について調べていた際、図書館で偶然出会った一冊。ややこしいのだが、まず原典の聊斎志異を口語体の現代中国語(台詞にあたる箇所をわかりやすくしたり、言い回しを変え、本来はない感嘆符などをつける)として抄訳し、それに平易な日本語の説明が併記されているという体裁(図書館には更にこれの「現代中国語バージョン」すらあった)。大筋さえわかればいいのでまあいいかとは思ったが、もしかして向こうの方々も(プルーストを読んだことのあるフランス人が大していないのと同様に)「うーん、古典かあ……」みたいな風潮2020/11/28
yukio
0
映画・ドラマのイメージが先行してたんだけど…『画皮』ってこんな話だったの?2012/11/02
なかすぎこう
0
中国語がやっと中級レベルに達したせいか、三年前に買って初めて読もうとして挫折した時と比べて、楽しく読めた。基本的な語法がわかって、あと単語は漢字から類推できる。わからないところは後ろの和訳を見て、自分の類推があたっているか確認できる。 こおろぎが人になったり、人が菊の花になったり、なかなか優美である。科挙になかなか受からない人や、酒の席の様子など、作者の当時の社会が見えて楽しい。軽い本なので持ち運んで電車の中で読めます。2020/12/05
-
- 電子書籍
- バニラブvol.9 バニラブ
-
- 電子書籍
- noicomiハルコイリミット(分冊版…
-
- 電子書籍
- MADURO(マデュロ) 2019年 …
-
- 電子書籍
- 【明石市長辞任(1)】気に入らない政治…
-
- 電子書籍
- 魅惑のボディガード本編