内容説明
18世紀末から現在まで脈々と伝えられてきた菓子や、各地に残る郷土菓子を紹介。
目次
古典菓子(アントナン・カレーム;ジュール・グーフェ;ルイ・ベルー ほか)
近代菓子(オーギュスト・エスコフィエ;プロスペル・モンタニエ;アンリ=ポール・ペラプラ ほか)
伝統菓子(バターと塩をきかせたブルターニュの郷土菓子2種;祭り菓子としてフランス各地に残る揚げ菓子2種;フルーツのエキスが凝縮された伝統的な保存食2種 ほか)
著者等紹介
河田勝彦[カワタカツヒコ]
1944年生まれ。1966年に渡仏し、以後約10年、さまざまな菓子店、レストラン、ホテルなどで修業をし、合い間には各地の郷土菓子を食べ歩いた。パリのヒルトン・ホテル・ド・パリのシェフ・パティシエを務めたのを最後に帰国。ショコラやプティ・フールの卸業を経て1981年に東京・尾山台にオーボンヴュータンをオープンし、現在に至る。古い菓子を研究する中で新作を生み出し、また新しい著作にも挑戦し続ける姿勢は、多くの菓子職人たちに影響を与えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yurie_o
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オーボンヴュータン 河田シェフの著作。フランス菓子を大きく(1)古典菓子(18世紀末~19世紀末)、(2)近代菓子(20世紀初頭から現代まで)、(3)伝統菓子(各地に残る郷土菓子)の3つに分け、その時代を象徴する天才菓子職人と彼らが創作したお菓子の解説、作りかたを紹介。レシピは写真も豊富でわかりやすいが、家庭用の分量ではなく、例えばタルト・リヨンならマンケ型3台分、カヌレなら20個分など多いので調整が必要。完成写真は1ページを使っていて写真集のようにも楽しめるし、資料集としてもとてもためになる本。2022/05/10