内容説明
いつき流「季語の六角成分図」と名句解説をヒントに、季語の生かし方を説く。推敲の五つのコツ、類想を超える秘策、句会の進め方も!
目次
1章 季語の六角成分図(対談 夏井いつき×岸本葉子)
2章 成分図で見極めよ 似て非なる季語たち
3章 文字から音が!空間が!音で楽しむ季語
4章 添削道場―推敲のコツ
5章 類想を超える秘策(対談 夏井いつき×岸本葉子)
巻末 はじめての句会スタートガイド―清記用紙・選句用紙付き
著者等紹介
夏井いつき[ナツイイツキ]
1957年、愛媛県生まれ。俳句集団「いつき組」組長。「藍生」俳句会会員。8年間の中学校国語教諭経験を経て俳人に転身。全国高等学校俳句選手権大会「俳句甲子園」の創設に関わるなど、「俳句のタネまき」活動を積極的に行なう。NHK Eテレ「NHK俳句」2016~2017年選者や、「プレバト!!」(MBS/TBS系)をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・webなどの各メディアで活躍。1993年、第8回俳壇賞受賞。2015年から俳都松山大使。2018年第44回放送文化基金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいた@読書中はお静かに
24
図書館本。季語の六角成分図が面白い。季語は主役であり、「共感」のための重要なアイテム。だからこそ、似たような言葉でもきちんとニュアンスや受け手にどう伝わるか?どう響くか?を理解して季語を選ばなければならない。戦略的に…。2018/12/14
Nazolove
13
俳句のヒントにでもなればな、と思い買ってみた。 何となく机の上でやるもんなのかとイメージしていたけど、やっぱり季語というのを実際に感じてみないと分からないところもあるんだな、と改めて思ってしまった。 そして類想についても書かれていた。 そういえば某番組にでてくるいい句はみんな季語をそんな目線で見てるの、なんていう句が多々出ているので参考にしつつ、私もいい俳句を作っていきたいと思った。(ただ出てこないと何しても出てこないのが悲しい性(笑))2020/01/03
てくてく
8
NHK俳句2年間分をまとめた一冊。入門編から一歩進み、季語を正確に知ること、五感を鍛える上で重要なことが説明されている。5章の「類想を超える秘策」に関する岸本葉子氏との対談が面白かった。2018/10/07
紀梨香
5
似ている季語を二つとりあげ、どう違うのかじっくり分析するコーナーが興味深かったです。日本語の奥深さを味わえました。2019/01/25
貧家ピー
3
推敲のコツ、類想を超える秘訣、句会のやり方、俳句経験者・上級者向けの本。 視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚・連想力 「季語の六角成分図」は季語が立体的に感じられて面白い。2018/12/07