目次
1章 定石から抜け出そう
2章 急場に敏感になろう
3章 序盤を優位に運ぶ「打ち込み」
4章 差をつける序盤戦略
5章 形勢判断が中盤を変える
6章 中盤で主導権をとる
7章 コウを怖がるな
著者等紹介
吉田美香[ヨシダミカ]
プロ棋士八段。大阪府出身。関西棋院所属。第12期から第15まで女流本因坊4連覇。第20期女流鶴聖。2002年第1期から第4期まで関西女流トーナメント4連覇。関西棋院賞、利仙賞、道玄賞など受賞多数。2012年12月には、女流棋士の通算最多勝新記録を樹立した
吉原由香里[ヨシハラユカリ]
プロ棋士六段。東京都出身。日本棋院東京本院所属。第10期から第12期まで女流棋聖3連覇。マンガ『ヒカルの碁』監修。「IGO AMIGO」主宰。「吉原由香里・王唯任・万波佳奈の囲碁教室」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そり
10
自分で打つぶんには13路が限度かなと思っているので、この本が存在することがありがたい。地味で小さいけど必要な急場のことや、打ち込みの呼吸や踏み込みの基本的な感覚などの知識は理解を深め、自分のなかの囲碁というものが一つ形を浮かべるようになり、また一つ複雑さを増したように思う。コウは必ずしも勝つ必要はないという言葉も新鮮だった。囲碁はあくまで全局的なバランスを作るもの。そこが魅力。9路盤とはガラッと変わって表れる囲碁らしさかな。2019/09/12
yuji
5
ヒカルの碁を観て碁を初めて見たが全然上達せず。石が数えられないのでどちらが勝っているのかわからず挫折。もう読まないので廃棄。13路盤どころか9路盤ですらおぼつかない。2025/08/19
良さん
3
【読後感】13路は狭いだけに、隅と辺と中央が密接に絡み合う。また、接近戦の苦手な私には大いに参考になる。繰り返し読んで研究したい本。 【心に残った言葉】1大局観を持つ、2厚みを生かす、3コウを怖がらない2024/01/10
たく
2
☆☆☆☆2022/12/31
KJ
2
攻めてばかりいても勝てない。守ってばかりいても勝てない。自分の何処が強くて何処が弱いか。相手の何処が強くて何処が弱いか。それを的確に把握し、何処で攻めるべきか、何処で守るべきかを見極めなければならない。もし定石さえ覚えていれば、着実に地を稼いでいけば勝てるというならば、こんなに苦労する事はない。頭では理解出来たつもりになっていても、実戦では勝ち切れない事は多い。本書を持って気持ち良く、一旦碁から卒業するつもりであったが、そんなに甘いものではない。ただし、このままやり続けても切りがない。一旦は潔く離れよう。2016/02/20
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- 和書
- 盛衰の哀歌 ハルキ文庫