目次
第1章 対振り飛車の囲い崩し(美濃囲いは一段目の金が急所;玉頭からの数の攻め ほか)
第2章 対居飛車の囲い崩し(舟囲いを崩す連携プレー;舟囲いは玉頭が弱点 ほか)
第3章 矢倉崩し(玉頭の空いた矢倉を崩す;桂を使った玉頭攻め ほか)
第4章 穴熊崩し(成駒を作れ;穴熊の桂馬を跳ねさせろ ほか)
第5章 横歩取りの囲い崩し(中原囲いは歩で乱せ;玉を逃がさない攻め ほか)
第6章 囲い崩しアラカルト(金無双は壁銀をとがめよう;右玉は玉頭からつぶせ ほか)
著者等紹介
佐藤康光[サトウヤスミツ]
1969年生まれ。京都府出身。82年田中魁秀九段門で奨励会入会。87年3月四段。プロ棋士となる。93年初タイトルの竜王位を獲得。タイトル戦登場は36回。獲得は名人2期など計13期。棋戦優勝はNHK杯戦優勝2回を含む計10回。2006年度棋聖通算5期獲得により永世棋聖の称号を得る。06年度将棋大賞最優秀棋士賞。09年度将棋大賞名局賞。11年度第61期王将を獲得。同年度将棋大賞升田幸三賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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YoW
2
将棋が上手くなるためには囲い崩しが良いと勧められ読み始めた。 初めに解説があり、それから問題という構図のためストレスなく読み進められる。 ただ、正解手からの展開にまで読みを入れて、実戦で指せるようになるまでは遠いので、何周かして少しずつ力をつけたい。2020/11/03
中禅寺
0
佐藤康光九段といえば自身の読みで独創的な将棋を指す印象がありますが、それを支えているのが終盤の力だと思っています。その佐藤九段が終盤の入り口である囲い崩しに関して記した本です。図を用いながら詳細な解説がされていて、とても良い本だと思います。ぜひ一読ください。2014/12/08
kinaba
0
こういうのは一度でもパターンを見たことがあるかだと思うので、似た攻め方のバリエーションを狭く深くやるよりはむしろ、いろんな攻め方を、こういうのもある、そういうのもある、と見せてくれるのが良かった。今まで考えもしなかったやり方もあったので力がついた気がする。一段目が空いてる形に一段飛車→97に物を放り込むって今日早速実戦で使えた2014/04/19
あなあき
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「囲いの崩し方や急所」についての「実戦演習・全37講」。「この形でこの持ち駒だったらこう」「横から攻めるときはこう縦からはこう」と、いくつかのケースごとにポイントを紹介したあと、著者の実戦から最終盤をピックアップした「腕試し問題」を詳しく解説してくれる。ソノ内容が的確で「ホントに濃い」。演習の段階で現れた基本テクを実戦でどのように応用しているのかがよくわかる。加えて、棋譜が10局分ついててお得感もある。中に出てくる「以下詰み」とか「〜の詰めろ」とかいう箇所を自力で確かめながら取り組むと読みの力もつきそう。2013/08/29
ともあむ
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様々な囲いの崩し方がポイントをまとめて掲載されています。2012/09/24