尊厳の芸術―強制収容所で紡がれた日本の心

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  • サイズ A4判/ページ数 134p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784140093511
  • NDC分類 708
  • Cコード C0072

内容説明

太平洋戦争の開戦によって強制収容所へ送られた12万人あまりの日系アメリカ人。過酷な境遇に置かれた彼らは、日本の心と人としての尊厳を失うことはなかった―。スミソニアン・アメリカ美術館をはじめ、全米で25万人あまりが訪れ、感動した「我慢の芸術」作品集。

目次

日系人収容所
作品
戦後
「我慢の芸術」が与えてくれたもの(国谷裕子)

著者等紹介

ヒラスナ,デルフィン[ヒラスナ,デルフィン] [Hirasuna,Delphine]
日系アメリカ人三世。全米のフォーチュン1000社の発行物編集コンサルタントとして活躍する一方、発行しているオンラインジャーナル@Issue:Journal of Business and Designは高い評価を得ている。日系アメリカ人コミュニティでは、25年以上にわたって「北米毎日新聞」、「羅府新報」にコラムを執筆。現在サンフランシスコのベイエリア在住

国谷裕子[クニヤヒロコ]
キャスター。1979年、米国ブラウン大学を卒業(国際関係・経済専攻)。NHKニュースの英語放送や通訳、リサーチャーを経て、ニューヨーク発の衛星放送や「ニューストゥデイ」「ワールドニュース」など、NHKの報道番組のキャスターを担当。現在は1993年の放送開始以来20年にわたり「クローズアップ現代」のキャスターを務めている。94年には橋田壽賀子賞、96年には同番組制作スタッフとともに放送文化基金賞(個人・グループ部門)、98年には放送ウーマン賞、2002年には同番組制作スタッフとともに菊池寛賞、2011年には日本記者クラブ賞の各賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひさしぶり

8
Art of GAMAN はさみ、ハンマー、料理用ナイフなどの金属器具を持ち込むことが許されなかった収容者は金属のやすりやスクラップをボイラー炉で溶かし鍛治仕事で道具を作りました。1941〜1945 全収容所が閉鎖されるまで何日もかけて作り上げられた品々に「無意味かもしれなくても、決してあきらめるな」のメッセージがこめられている。1946〜帰郷 一世、二世、三世の思いにも触れる。悔しい、口惜しい苦い思い。 2019/06/24

yucca

2
戦争や強制収容所という悲劇的な背景を抜きにしては語れない作品群ではあるが、確かに重要な要素であるが、それらを別にしても美しく、芸術作品としての完成度が高い作品ばかりだ。勿論、プロの職人や作家の手になるものがあるが、大概はそれまで絵筆などを持ったことがない素人であるというのがすごい。やはり環境と時間のなせるわざなのだろうか。2014/09/25

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