内容説明
故郷・佐賀を離れ今日までを、20代の初期作品から最新の女性画を通して綴る待望の画文集。
目次
第1章 ふるさとを離れて
第2章 風のいろ
第3章 花のいろ
第4章 恋のいろ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九月猫
22
お借りしたもの。 中島潔さん、けっこう鬱々とした方のようで「うめ吉」のイラストからはイメージできない。早くに母親を亡くし、たった2か月で再婚した父に反発をもち、高校卒業後に家出に近い形で家を出る。伊豆で温泉掘りの仕事の後、上京。貧乏という苦労だけでなく、絵が描けない苦悩もおありだったようだけれど、やっぱり当人より奥さまのご苦労を偲んでしまう。 「うめ吉」は好きだったけれど、もう少し大人っぽい絵はあまり知らなかった。どこか哀愁や影を引く女性たち。艶っぽさもどことなく。 (ところで書影、なぜ裏表紙?) 2024/02/07