内容説明
19世紀半ばのフランスは革命の時代だった。ドーミエの時代への鋭い目差し。新古典派の巨匠アングルとロマン派の旗手ドラクロワ。リアリズムを押し進めたクールベ。自然とそこに生きる人間を見つめたミレー、コローなどのバルビゾン派。そして、マネと若き仲間たちによる新しい絵画の冒険。ルーブルに続いて、フランスが誇る超大型美術館オルセーの全貌を紹介。
目次
オルセー美術館への招待
19世紀半ばの美術界
クールベとリアリズム
自然の発見―バルビゾン派
第2帝政期の美術
マネと若き仲間たち
背中を向けた女神たち
ドーミエと骨相術の笑い
クールベ絵画の中の偉大な反抗
コロー小父さん
都市の繁栄と「農民画」の流行
ローマ賞
マチルド皇女と第2帝政期のサロン
私の印象派
パリから美術の旅1 オルナンとバルビゾン、フォンテーヌブローの森
美術史 フランス美術、近代への胎動
館内案内
美術史年表
図版目録