内容説明
世界を代表する中国ウオッチャーが中華人民共和国宣言から“血の日曜日”まで激動する新中国40年の歴史と現実、そして混沌たる行方を、内側から活写する!
目次
序章 天安門、1989年6月4日
第1章 毛沢東、“中華人民共和国”成立を宣言
第2章 毛の腹心たち―劉少奇、周恩来、〓小平
第3章 毛の緊急計画を引き受ける〓小平
第4章 汚された奇跡―「大躍進」
第5章 廬山会議
第6章 周恩来の苦闘
第7章 江青の晴れ舞台
第8章 “世界は覆りつつある”
第9章 待ち人来たらず
第10章 “革命は宴会ではない”
第11章 親が英雄なら子も英雄
第12章 劉少奇の悲劇
第13章 1967年のパリ・コミューン
第14章 林彪の謎
第15章 中ソ紛争
第16章 ニクソン、毛沢東同志を訪問
第17章 毛沢東の死
第18章 白塔寺―女皇江青の宮殿
第19章 「真理の基準は実践にあり」
第20章 白猫黒猫論
第21章 民主の壁
第22章 金持ちになることは良いことだ
第23章 海辺の危機
終章 暗雲たれこめるなかで―岐路に立つ革命40周年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
7
1989年6月“第二の天安門事件”が起こったとき「人民の軍隊が一般市民に武器を使ったか」とナイーブに驚いたものだが(俺は今もナイーブ)、西欧ジャーナリストで初めて1982年に中国共産党支配奥地に入って“長征”の旅程を自ら踏破した著者が事件を読み解く前提として49年“建国宣言”以来の歴史、ことに毛沢東の失政による“三年大恐慌=大量餓死”、失権した毛の思いがけぬ巻き返し“文化大革命”、劉小奇失脚、林ピョウ失踪、中ソ対立、米中国交、トウ小平再起、四人組打倒など血みどろのストーリー、凡て真相・意義が不明なのが怖い2014/06/19
天茶
1
読みかけ83p、GLRL
すーさん
0
アメリカ人、ハリソンEソールスベリーが書いた近代中国史。毛沢東の行動やその背景、四人組と周恩来等の関係がよくわかった。方針を決めて行動する中国と方針の見えない日本とを対比してしまう。2015/11/01
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- 和書
- サンタ島のクロウじいさん