出版社内容情報
「最後の秘境」とも形容される人間のからだ=人体は、人類にとって永遠の興味と関心の対象です。60兆の細胞から成るといわれる人体は、いかにすぐれ、また、いかに巧妙なものなのか…年齢の壁をこえて私たちが知りたい"素朴な疑問"への回答を求める試みが、本シリーズの原点といえます。とかく難解になりがちなこうしたテーマを、ビジュアルな情報をふんだんに盛り込むことで<面白く><分かりやすく>、あたかも、人体の中を行く"探検物語"=驚きと感動のドキュメントに仕立てます。
内容説明
心臓は体内宇宙の太陽か。心の表情を映し、命の時をきざむ心臓。拍動のリズムのかげには、信じられない“パワー”の秘密があった。NHKサイエンススペシャルの出版化。
目次
新しい生命の夜明け
小宇宙の太陽が姿をあらわす
永遠の鼓動に満ちあふれて
冒険の心を誘う謎の世界
精緻さと完璧なフォルムのなかに躍動する心臓の素顔があった
激しい動きを支えるネットワーク
軽やかなリズムが無限のエネルギーをそそぎこむ
小さな胸のなかに背中あわせの自分が映される
心臓はいつも心に耳を傾けている