古代エジプトの神々―その誕生と発展

古代エジプトの神々―その誕生と発展

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784140085875
  • NDC分類 242
  • Cコード C1022

内容説明

古代オリエント史研究の権威によるすぐれた概説書。「お日さま」ラアと穀霊オシリス両神を中心に、神々の系譜を精細にたどり、古代人の思想、とくにその死生観や世界観を考察する。NHK市民大学の名講義、待望の出版化。

目次

1 ナイルの恵み「ハピ」
2 来世の王「オシリス」
3 現世の王「ホルス」
4 太陽の都「ヘリオポリス」の神々
5 「ラア」とピラミッド
6 「アメン=ラア」の出現
7 セム語族の神々と印欧語族の神々
8 「アテン」一瞬の輝き
9 神助と神罰
10 神とあがめられた鳥・獣

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

27
神々の系譜を辿って古代エジプト史を考察する概説書。日本語が美しい。美辞麗句を並べているわけではなく、美味しい空気を吸っているような心地よさを味わえた。太陽信仰をお日さま崇拝、ツタンカーメンをトゥトアンクアメンと記載する拘りが好き。神話の内容より、神話の成り立ちに影響を与えた当時の文化や世情、神話に対する価値観や意味合いについてが多く書かれている。神の変遷からエジプトの歴史を見るのは初めてで面白かった。「はじめに」で書かれた本書を読む際の注意事項が、古代エジプトの本全てに当てはまるので肝に銘じておきたい。2018/03/18

K

3
古代エジプトを神々の変遷を軸に概観する。3000年以上ある歴史の中で、年代によって中心となる都市が移り変わり、それに伴い信仰する神々も変容する。前時代の信仰を引き継ぎながら老舗の秘伝のタレのように濃さを増していくエジプトの神々。為政者と庶民、あまたある神々らを巻き込んだ壮大な歴史が現代まで残されていること自体が最大の感動ポイントではあるが、本書ではその独特な文化や歴史を非常に簡潔に順序立てて学ぶことができる。そしてまさか日本の皇族から古代エジプトの神々の解説が聞けるとは。2025/03/24

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