内容説明
多様化する教育現場や社会現象をふまえ、心理学的な知見だけではなく、豊富な経験や見識も取り入れた内容となっています。また、できるだけ多くの方々にテキストとして活用してもらえるように、文章表現を平易にし、さらに図表を活用して視覚的により理解しやすくしてあります。不登校、いじめなど、学校で扱われることが多い対象について、特徴、アセスメントや具体的な対応などをわかりやすく説明し、すぐに実践で活用できるような内容にしてあります。また、理論的な部分は、教育心理学、社会心理学、臨床心理学、発達心理学、精神医学の知見をもとにして、理解しやすく説明してあります。各講の最後に、その講の内容に興味を持った人がさらに自分で理解を深めることができるように「より深く学びたい人のための参考文献」を設けてあります。各講は「読み切り」型の構成となっており、興味のある講だけを拾い読みしても十分に理解できる工夫がしてあります。
目次
第1部 学校という「場」における臨床心理学
第2部 学校臨床心理学の対象
第3部 学校臨床心理学の方法
第4部 各領域における学校臨床心理学の実践
第5部 スクールカウンセラーによる学校臨床心理学の実践
第6部 学校に関連する心理の資格
著者等紹介
小林朋子[コバヤシトモコ]
静岡大学教育学部附属教育実践総合センター助教授。静岡市スクールカウンセラーや千葉県スクールアドヴァイザーを兼務。臨床心理士、学校心理士、認定カウンセラー、中学校および養護学校教員免許。専門は学校臨床心理学、学校心理学
徳田克己[トクダカツミ]
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授。教育学博士、臨床心理士、学校心理士。専門は福祉心理学、幼児臨床心理学
高見令英[タカミヨシヒデ]
国際武道大学教養教育部教授。専門は臨床心理学、教育心理学、福祉心理学。内閣府委員、高齢者雇用開発協会委員などを務める。日本特殊教育学会理事、アジア障害社会学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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