内容説明
エレクトロニクス医療機器をはじめ、最近の医療技術の進歩はめざましい。「診断」はより早く正確になり、病気の「予測」までも可能になるという。だが、「治療」にはなお多くの問題があり、がんなどの困難な病気をめぐって医療現場の悩みは深く、患者側もさまざまな不満を抱えている。綿密な取材を通して、新たに求められる10年後の医療を、技術と人間の両面から考える。
目次
第1章 コンピュータ時代の医療現場から―医療のネットワーク化へ
第2章 血液検査で病気がわかる―診断から予測へ
第3章 医師と患者の関係が問われる―悩む医師と患者たち
第4章 医療への主体的なかかわりを求めて―情報化時代の患者像
第5章 新たな医師像を模索する―二つの試み
第6章 明日の地域医療がみえる―医師たちの情熱に支えられて
ドラマ・シナリオ「告知のとき」