感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nnpusnsn1945
42
図書館にて読了。岩手県和賀郡藤根村(和賀町内)の軍事郵便(十五年戦争期の昭和6年から20年まで、教師の高橋峯次郎氏宛に、出征した教え子たちの手紙)が取り上げられている。郵便の内容は穏やかな内容や故郷の田についてが大半だが、戦場の厳しい実態がうかがえるものもある。証言はより生々しい。戦犯として巣鴨プリズンへ行った者の証言は必見。ビアク島で戦死した兵士はおそらく岩手県内編成の歩兵第222連隊に配属されたのであろう。特攻にて戦死した者の手紙は一見勇ましいが、本人の心中は如何ほどのものであろうか。2022/07/30
たまきら
40
読み友さんの感想を読んで。読み終わってしばらくぼうっとしていた。この人望が厚かった教師が、どういう気持ちで戦地へ赴く教え子たちと対峙し、送られてくる手紙に接したかを思った。偏見に満ちた言葉。盲信、あるいは必死に自分を鼓舞する言葉。そして故郷への思い…。この純粋な情熱をどうみちびけばいいんだろう?先生はそんな風に思ったかなあ…。一読の価値がある一冊です。2022/09/08




