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出版社内容情報
身上半減の刑を受けた蔦重は起死回生の策を練る。妻の死に失意に沈む歌麿の再起は…
江戸のメディア王として時代の寵児になった蔦屋重三郎の生涯を描く大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」を完全小説化、ノベライズ第4巻。 老中首座・松平定信の出版統制の波は蔦重の身にも迫り、山東京伝作『教訓読本』三作は絶版となり、蔦屋重三郎と京伝は、小伝馬町牢屋敷で厳しい詮議を受ける。取り調べにあたった定信にも蔦重は自説を曲げず、盛大に戯ける。ていは柴野栗山に会い女郎のきびしい境遇を救わんがための出版だったと訴える。蔦重は身上半減の刑に処せられ、財産から黄表紙、暖簾まできっちり半分召し上げとなる。山東京伝は手鎖六十日の刑に神妙に服するが、耕書堂は身上半減の店と銘打って売り出し人気を集める。折しも深川の大水で行き場を失った滝沢?吉(のちの滝沢馬琴)が転がり込み、勝川春朗(のちの葛飾北斎)と組み合わせ『実語教幼稚講釈』を刊行。一方、最愛のきよを亡くした歌麿は失意の底に沈む。蔦重はきよの最後の姿を描いた絵『婦人相学十躰』を元に女性の大首絵の浮世絵シリーズを思いつく。いままでに例のない、女性の内面の思いを描いた浮世絵である。
【目次】
内容説明
蔦重の元を離れていく愛する人々。そしてついに、歌麿までもが離反していく―。身上半減の刑から立ち直ろうとする蔦屋重三郎。画期的な歌麿の美人大首絵は評判を取るが、松平定信による取り締まりの網にかかる。もう一度吉原を、江戸を華やかにしたいと願うも、母・つよの死、妻・ていの流産と、不幸が重なる。そして、支え合ってきた喜多川歌麿までもが蔦重の元を離れていく。絶望の淵に立つ蔦重のもとに、平賀源内が書いたかのような草稿が届く。書き付けに導かれた先で待ち受けていたのは、思いもよらぬ面々―。「共に仇を討たぬか」時代の渦に呑まれながら、蔦重が見た夢の果てとは。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」完全小説版全4巻シリーズ最終巻。
著者等紹介
森下佳子[モリシタヨシコ]
1971年生まれ、大阪府出身。2000年、「平成夫婦茶碗~ドケチの花道~」で脚本家デビュー。主な作品にNHKでは、連続テレビ小説「ごちそうさん」(第32回向田邦子賞)など。第22回橋田賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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