内容説明
紀伝道・医道・陰陽道など国家統治に必要な学問や知識を司った技能官人。技能を獲得し官職を家業化した氏族の成立と変遷、諸道の構造と秩序を解明し、平安貴族社会における技能官人の存在形態を論究する。
目次
第1章 九世紀以前における技能官人の家業形成
第2章 九・十世紀における技能官人の門流形成とその特質
第3章 暦家賀茂氏の家業形成
第4章 天文家安倍氏における家業の継承
第5章 陰陽道における官職家業化の進展と下級技能官人
第6章 平安貴族社会と陰陽道官人
第7章 医道における博士家と門生家の成立
第8章 藤原兼実と医家
終章 平安期技能官人私論
著者等紹介
高田義人[タカダヨシヒト]
1967年栃木県に生まれる。1989年國學院大學文学部史学科卒業。1991年國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程前期修了。現在、宮内庁書陵部編修調査官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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