熊本かわりばんこ

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

熊本かわりばんこ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月10日 17時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140057421
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

花と猫を愛する日々を綴った「熊本暮らし」随想集。 【村上春樹さんお薦め】

18 歳で上京、64 歳で帰郷した吉本由美さんが綴る熊本は、かつての記憶と未知の魅力が併存する街。他界した親から譲り受けた「実家」での庭造りや多くの猫との暮らし、新たな友人たちと展開するイベントや市政への参加などに、老いの問題をまじえて、リズム感とユーモア溢れる筆致で記す。
熊本で生まれ、市内で書店を営む田尻さんは最近、祖父母が暮らしたエリアに住まいを移した。子ども時代を過ごした山や池が残る地域での新しい暮らしを軸に、ほろ苦い思い出、保護猫たちとの出会い、季節の花々や近隣の人びととの触れ合いを、精緻かつ上質な描写で綴る。
互いが持つ友情や敬意によって「かわりばんこ」に紡がれたエッセイには、地方都市での暮らし(移住)や老後の生活、女性が積極的に参加するコミュニティづくり、潔い生き方の実践など、さまざまな示唆もある。エッセイ好きだけではなく、社会的な問題や女性の自立に関心のある層にも届けたい一冊。
*『熊本かわりばんこ』を読んでいると、「ひさしぶりにまた熊本に行きたいな」という気持ちにじわじわとなってきます。吉本さんの個人的ガイドで巡る熊本の街は、ことのほか素敵なところです。それから田尻さんの「橙書店」の白玉くんは元気にしているかなあ。 村上春樹

内容説明

水が湧き、花は咲き、猫がいる。そこでの時間は記憶となり、身の裡に降り積もる―。同じ街に暮らす二人の女性が、それぞれの日々をそれぞれに綴った28のエッセイ。

目次

1 庭と街(人生の第二章が始まった;忘れがたい春と募金箱のこと;ひさしぶりに散歩に出ると ほか)
2 ちいさな隣人たち(記憶の海を旅する;春の動物園探訪;藤の花のもとで ほか)
3 猫のいる部屋(あの時代、あの場所でしか味わえないこと;年をとって猫と暮らすということ;変わる視点、そこから見えるもの ほか)

著者等紹介

吉本由美[ヨシモトユミ]
1948年、熊本市生まれ。作家・エッセイスト。セツ・モードセミナー卒業後、雑誌『スクリーン』編集部、大橋歩さんのアシスタントを経てインテリア・スタイリストに。『an・an』『クロワッサン』『オリーブ』などの女性誌を中心に活躍後、執筆活動に専念。2011年、熊本に帰省

田尻久子[タジリヒサコ]
1969年、熊本市生まれ。「橙書店オレンジ」店主。会社勤めを経て2001年、熊本市内に雑貨と喫茶の店「orange」を開業。2008年、隣の空き店舗を借り増しして「橙書店」を開く。2016年より文芸誌『アルテリ』の発行・責任編集をつとめる。2017年、第39回サントリー地域文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

104
手にとって装丁の手触りと表紙の水彩画、そして一度だけお会いしてお話しをしたことがある田尻久子さんの本だったので、お気に入りの書店で購入しました。東京暮らしで、60代に熊本に帰り暮らすようになった吉本由美さんと田尻さんとの往復エッセイで、日々のなんということもない徒然が綴られているだけなのですが、読んでいるととても穏やかな気持ちになります。表紙の絵を描いた坂口恭平さんもお近くにお住まいで、飲み水がすべて湧き水である熊本の素敵な街をまた訪れたくなりました。裏表紙の江津湖や白川、そして阿蘇にもまた行きたいなあ。2024/04/15

pohcho

52
吉本由美さんと田尻久子さん。熊本県在住の二人が交互に綴った日々のエッセイ。「かわりばんこ」という言葉が可愛い。往復書簡ではなくお互いに自由に書いてらっしゃるのだが、月と猫を愛するお二人の文章にはどこか通ずるものがあり。年齢は離れているけど気の合うお友達なんだろうな。藤の花の天ぷら、裏山での花見などの交流も楽しそうでよかった。熊本には一度も行ったことがないので、「橙書店」にいつか行ってみたい。2024/05/29

rors(セナ)

23
吉本由美さんと田尻久子さんお二人が、日々の暮らしをそれぞれに交互に綴るエッセイ。熊本には行ったことがないけれど、とても優しくお二人の暮らす世界が私の頭の中で立ち上がっていく。とても穏やかな内容。本の装丁に使われている坂口恭平さんの絵も良い。 吉本さんの「ただいま老人特訓中」がなんだかとても良かった。橙書店、行ってみたいなぁ。2024/05/29

tetsubun1000mg

23
故郷の商店街で、地元の古書店さんたちがカラーボックスと小さな台におすすめ本を並べたイベントで「橙書店 オレンジ」という店名を記憶していた。 ご自分でもエッセイを書いたり文芸誌「アルテリ」を発行・編集しているという地元にずっといる田尻さんと、東京で雑誌編集やスタイリストをした後に故郷の熊本市に帰った吉本さんの交換エッセイ集。 お二人は20歳ほど年は違うが植物や鳥など自然を愛するなど共通点があるからか、とても気持ちよく読める。 熊本市を離れて半世紀が近づいているが、故郷の風景と地元の人柄が感じられる本でした2024/03/01

阿部義彦

22
共に熊本市生まれで、現在熊本在住のインテリア・スタイリスト兼作家の吉元由美(現在75歳!)さんと、橙書店オレンジの店主であり文芸誌『アルテリ』の発行者、責任編集もつとめる田尻久子さんが、隔月毎にweb連載したエッセイ集。同じ街に暮らす二人の女性の出会いから、各々の暮らしを綴って居ます。都会の喧騒から遠く離れて、自然の豊かな描写(庭仕事、鳥や飼い猫達)が肩肘を張らずに文章化されて今や自然は何て贅沢なものなのだなあと思う事しきり、同郷の坂口恭平さんも登場、表紙のイラストまで提供。村上春樹の推薦帯も。2024/04/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21708188
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品