内容説明
明治維新のまっただ中を生き抜いた女性がいた。長州・萩の下級武士、杉家の四女・文は、破天荒な兄・吉田寅次郎(松陰)を支え、杉家の家族とともに様々な困難を乗り越えていく。兄を助けて松下村塾を切り盛りし、やがて塾生の一人・久坂玄瑞と結婚。時代は幕末の動乱に向け動き始め、文もまたその流れに翻弄されていくのだった―。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅香
28
160年前、山口県萩市。身分にかかわらず志を持ったもの達が学んだ吉田松陰率いる「松下村塾」。この三畳半から明治維新が始まった。。ドラマのノベライズなので生き生きと躍動感溢れる歴史的人物がとても親しく感じられる。読みやすい。真っ直ぐな志。一生懸命に国のことを考えてる。今の政治はここから始まった。『至誠にして動かざるは未だこれ有らざるなり』真心を尽くせばなせぬことはない。気持ちは必ず伝わる。『志は誰も与えてくれません。君自身が見つけてそれを掲げるしかない。君は何を志しますか?』次巻へ。2017/08/06
ichi
22
【図書館本】NHK大河ドラマ「花燃ゆ」のノベライズ本第1巻。ドラマを見逃してした為追いつく為に読む。俳優人たちが見事に重なりドラマを実際に観ているかのような流れる文章。1巻最終は、文と夫婦となった久坂が江戸行きが決定した所で終わります。2015/02/12
百太
10
ノベライズですが なかなか読ませてくれます。2015/06/01
みみはは
8
歴史がサッパリな私でも、吉田松陰には少し興味があったので、大河ドラマの花燃ゆの放送が楽しみだったけど、結局観たのは最初の2話位。なぜかテレビの画面を見ているのが苦手です。なのでノベライズが出ていたので読んでみました。 少しでもテレビを見ていたせいか、情景がありありと浮かんで楽しかった。 松陰の妹文が、松下村塾の門下生久坂玄瑞と結婚し、久坂が江戸へ上がるところまでの話でした。 これから幕末を迎えて波乱があるんだろうと思います。続きが読みたい。やっぱり本は良いなぁと思いました。 2015/07/31
mizuiro
5
よかった! 吉田松陰をもっと知りたい! 本は文字ではなく人や、というところと、久坂玄随(漢字自信なし)の「のろわれとる」おみくじ凶しか引かへん、というところ、めっちゃよかった!2015/01/23