内容説明
女の戦は生きること、本日只今を生きること。戦国の世の運命に翻弄された、美しき浅井三姉妹の三女・江。その波瀾の生涯。大奥の潔い終焉を描き「篤姫ブーム」を巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、浅井三姉妹の三女・江を主人公に鮮やかに華やかに描く。
著者等紹介
田渕久美子[タブチクミコ]
島根県生まれ。NHKでは連続テレビ小説「さくら」(橋田賞受賞)、月曜ドラマシリーズ「妻の卒業式」、夜の連続ドラマ「女神の恋」「ダイヤモンドの恋」など話題作を多数執筆。ドラマ以外にも映画・ミュージカル・落語・演劇・狂言など幅広い分野で精力的に執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐治駿河
43
スイーツ大河と言われる大河ドラマの原作(?)です。先日、木下先生の【まむし三代記】を読み佐治家が思ったより物語に絡んできたので、江姫ならば必ず佐治家の物語が描かれていると予測して読み始めました。そんなに婚姻生活が長かったわけではありませんが、それなりの描写がありある程度は満足しています。物語全体としては消化不良感が否めません。清須会議のシーンは特にそう感じました。江姫を中心に書くならば清須会議を描かずに人づてに会議を知ったような表現の方がしっくりくると思いましたね。とりあえず続きは読んでみます2024/11/05
とったん
4
戦国の世を生きて行く姿に感動されました 2013/06/24
ももとら
4
歴史物と気負わず、さらっと読めました。ドラマのあらすじ確認に。2011/03/26
再び読書
3
戦国時代に道具と使われる女に反発して、物怖じしない江の生き様を描いた大河ドラマのノベライズ。本として読んでも充分楽しめる。信長、秀吉、家康に関わっていく江。彼女だからこそ、前向きに生き抜いていく様が活き活きと語られている2013/01/22
れもん
3
安土桃山時代・戦国時代といえば、今まで秀吉側からの視点でしか眺めたことがなかった私にとって、お市の方の忘れ形見である三姉妹の物語は新鮮に映った。ある意味で破天荒なお江の今後が気になるところだ。2010/12/01
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