地球星の旅人―インドの風に吹かれて

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140054536
  • NDC分類 292.5
  • Cコード C0098

内容説明

詩人シファは、毎年インドを訪れている。旅人の心はそのときどき、傷つき、挫折し、悩んでいたに違いない。それでもインドはいつも同じように、彼の固くなった心をときほぐしてくれた。したたかに生きる人びととの出会いが、新しい一日を迎えるエネルギーを与えてくれるのだ。オンボロ宿屋の主人、マンゴージュース売りの老人、闇夜の盗賊、無賃乗車のサドゥ、大衆食堂の店主、絵はがき売りの少女、鳥占い師…。皆、金も家もない貧しさの中で、本当の意味で生きている。彼らが旅人に授けてくれる人生の悟りはこのうえなく味わい深い。生と死が背中合わせ、貧しく汚らしい問題だらけにみえるインド社会。そのうわべだけを見ている者には気づかない本物の人間の姿を、ユーモアたっぷりに描き出す、珠玉の一編。

目次

神はどこにいるか
マンゴージュース
友だちの妹の結婚式
猿が球を落とした場所から、もう一度始めよ
わが魂の宿
鳥占いの男
聖者とパパイヤ
毎年日付が変わる祭り
ハリ・オーム・カフェ
バスの屋根の上の語り部〔ほか〕

著者等紹介

リュシファ[リュシファ]
1959年生まれ。慶煕大学国文学科卒業。韓国の代表的な詩人、エッセイスト、翻訳家。1980年、韓国日報新春文芸詩部門賞受賞。革新的な詩誌を創刊して文壇に一大センセーションを巻き起こすが、圧制的政権に支配された社会に失望し、83年から創作活動を中断。ヨガ、瞑想、仏教などを学びはじめ、精神世界に関する欧米の書物を多数翻訳。89年から毎年インドを旅し続ける。91年に、7年間の沈黙を破って出版した詩集は100万部を超えるベストセラーとなる。以後、出版された詩集はいずれも100万部前後のベストセラー

米津篤八[ヨネズトクヤ]
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。朝日新聞社勤務を経て、翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なめこ

5
全然知らない韓国の詩人の本だったけど手にとってぱらぱらめくってみたら読みやすそうだったので。インドに行きたいとは思わないけどインド旅行記読むのは好きです。さくらももこ、ねこぢる、遠藤周作とか。サドゥ(行者)の言葉はどれも深遠だけど『自分が変えられることは変えればよい。自分に変えられないことは心配しても仕方がない。だから心配する必要がない』という言葉が一番好き。2017/07/02

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