内容説明
信長の死後、秀吉は天下人として君臨し、利家とまつは、恩人・柴田勝家と秀吉との間で苦悩する。やがて、勝家は北ノ庄において敗死。利家を責める成政は、家康を頼って雪の立山を越えるものの、秀吉に膝を屈し、ほどなく滅ぼされる。無謀な朝鮮出兵のさなか、秀吉が病死すると、五大老の双璧・利家と家康が対立を深める。利家の力となったのは、まつと北政所との変わらぬ友情であった。
著者等紹介
竹山洋[タケヤマヨウ]
1946年生まれ。早稲田大学文学部卒業。テレビ局演出部を経て、脚本家となる。第2回橋田賞受賞。テレビドラマ『菜の花の沖』『夫の宿題』で平成十二年度芸術選奨受賞
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感想・レビュー
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17
十分に楽しめました。この大河ドラマが、利家とまつ の評価を著しく上げたのは間違いないと思います。利家が爽やかで好感が持てるし周囲の登場人物たちも魅力的です。ドラマよりも本作の方が登場人物やエピソードが多くて広がりがあったような気がします。良いものを読ませてもらったという感想です。2025/08/10
てんぱい
6
この時代の人物で夫婦を取り上げた作品はこれが最も好きだなあ。どちらかが引っ張っていく人生ではなく、どちらも助け合いながら、そして周りからの信頼も得て上へと昇っていく。理想的な夫婦だ。2015/03/11
しほち
5
まつはすごいなと思った。映像のも見たくなった。2023/09/01
なあなあトーレス
4
まつのような奥さんがいると旦那が出世するってことですな。 利家のような実直な性格もそうだろうが。 加賀百万石・・・楽しい話だった!2017/09/25
夏花
3
信長の死去から豊臣家まで。「女は文句を言うだけしかできません」っておねさんは言ったけど、女性の助け、妻の支えがあるからこそ、男の人だって戦にでていけたんじゃないかと思います。2014/11/13
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