内容説明
最新鋭の設備で練習中に起きた女子マラソンランナーの突然死。その裏にはオリンピック招致をめぐる巨大な陰謀が…。アマチュアスポーツ界の暗部を鋭く描く、書き下ろし長編サスペンス。
著者等紹介
吉田直樹[ヨシダナオキ]
1954年神戸市に生まれる。関西学院大学卒業後、77年光村図書出版株式会社に就職、国語教科書の編集に従事する。94年、プロ野球を題材にとった初めての小説『ブルーエスト・ブルー』が第7回日本推理サスペンス大賞佳作に入選、95年『ラスト・イニング』と改題されデビューする。同作は98年NHKにてドラマ化された
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感想・レビュー
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柴モモ
5
吉田修一さんの本を図書館で探していましたが、図書館の物はほとんど借りられていて、お隣にあって目に留まったタイトル。なんとなく読み始めましたが、途中からはかなりペースがあがりました。オリンピック誘致や、今の陸上競技には残念ながらよく話題に上がるドーピングなどがテーマになっていて、現実とのリンクもあり軽く手に取りましたが、期待以上には楽しむことができました。ただラストはもう少しスマートだと読後感も更によかったはず。2013/11/28
空隼
1
最後がくどいな。あれだけの事件を解決したのだから、身を引く幕引きでなく、ハッピーエンドで終わって欲しかった。2013/06/23
インディアン
0
20年前の作品のようだけど、読みごたえのあるいい本だった。 一気読みでした。2022/04/25