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内容説明
昭和16年3月。萌は故郷・明日萌を遠く離れ、生まれて初めての地に降り立った。そこは大都会・東京―。人の多さと生活リズムの速さに圧倒され、不安になる一方で、東京で母に会えるかもしれないと、淡い期待を抱いていた。そんな萌に襲いかかる災難の数々。あてにしていた働き口がだめになったうえ、すり騒動に巻き込まれ、財布を盗まれてしまったのだ。途方に暮れた萌は、最後に残っていた十銭硬貨を握りしめ、駅近くにあった猫又食堂の暖簾をくぐるのだった。食堂の女将・としは津軽三味線を爪弾く趣味があり、その音色が萌にはなぜか懐かしい。もしや本当の母では…そして、さまざまな出会いを重ねていく中で、萌は結婚相手とめぐり会う。しかし、幸せな生活もつかの間だった。徐々に忍び寄る戦争の影が萌の人生を一転させる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のびすけ
22
東京上野の猫又食堂で働き始めた萌。色々な人との出会い、結婚、出産、戦争、帰郷、死別…。朝の連ドラならではの息もつかせぬ展開。そして萌は息子の光太郎とともに母を探しに再び東京へ。2023/05/06
ihatov1001
1
常盤萌の物語中巻です。故郷の北海道を離れ東京に来た萌は、縁あって結婚し一子を儲けますが、相変わらず次々に試練が彼女に降りかかります。さらに戦争が追い打ちをかけ、苦労に拍車がかかります。そんな中でも人の縁を大切に、けなげに生きてゆく萌がやはりいじらしいです。2021/05/28
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