内容説明
本書はイギリスの女性小説家ジェイン・オースティンの『分別と多感』(Sense and Sensibility,1811)の縮約版です。「センス」を代表するエリナー、「センシビリティ」を代表するマリアンヌは互いに固い愛情で結びあった姉妹です。二人とも恋をし、激しい苦悩を経験しますが、ついには静かな生活に到達します。「センス」と「センシビリティ」は次第に対立する概念ではなくなり、共通するところの多い人間の精神の両面となってゆきます。
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