世界・わが心の旅<br> フィリピン ラテンアジア感情旅行

世界・わが心の旅
フィリピン ラテンアジア感情旅行

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140052372
  • NDC分類 292.48
  • Cコード C0395

内容説明

ストロベリー・ロードで出会った比人の故国へ「アメリカ」を探しに行く。書き下ろし紀行エッセイ。

目次

第1章 アメリカの中のフィリピン・メキシコ・日本
第2章 「ラテンアジア」フィリピンの昼と夜
第3章 ジプニーについて
第4章 密林の中の「フランシス・コッポラ」
第5章 スービックとクラーク基地
第6章 アメリカだけが世界じゃない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jun

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およそ30年前の旅行記。著者である石川さんのアメリカの農場での生活からはじまった、フィリピンでのアメリカ探し。 日本の安保闘争とフィリピンのエドゥサ革命、スペイン植民地からアメリカ植民地という同じ運命のメキシコとフィリピンという対比は、今どきの人からは出てこない視点というか想いじゃないかと感じた。 当時おそらく普通であった、軽蔑、差別的なものの見方、ナショナリズムなども興味深い。2022/11/11

ゆうろう

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昨年逝去された石川好氏の旧作。やはり石川氏のものの見方、洞察力は斬新でユニークだと心底思う。P19やP26他で第二次大戦中の日本軍のフィリピン国民への非道な行為に言及しているのは大切な文脈だ。P53「わかりやすく言えば、文明国のゴミは、まだゴミではなく単なる中古品」といった切り口、P106「映画制作とは、制作期間中、巨大な扇風機で1万円札をまきちらしているようなもの」との例えは、氏でないと思いつかないのでは?と思える独創さだ。勿論、それらが真理をついているからこそ、凄い。P185の主張にも考えさせられた。2025/07/13

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