内容説明
地球創成以来、深海熱水噴出孔での生命誕生、大陸成長により繁殖した光合成バクテリアの酸素汚染、地球全体が凍りつく全球凍結事件と急激な温暖化による多細胞動物の大躍進。また、隕石衝突による恐竜絶滅。生命と地球環境の変動は、地球内部から宇宙までの影響を受けながら共進化してきた。地球史七大事件の証拠を世界の地層から探り出し、大胆な作業仮説ころがしにより、全地球史の解読を試みる。地球システムで語る新しい生命進化論。
目次
序章 惑星科学から地球学へ
第1章 地球形成論から地球史へ
第2章 縞々学から全地球史解読へ
第3章 初期地球の生命像
第4章 光合成の成立と地球の酸素汚染
第5章 原生代後期の大激変
第6章 多細胞動物への道
第7章 顕生代の生物進化と地球史
終章 地球と生命の未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白狐
2
太陽系や地球の成り立ち、プレートテクトニクスについてや、生物が地球に及ぼした影響、それにより地球も変化していったことが詳しく書かれている。結構専門的なものかもしれない。古細菌について色々書かれていて、私としてはとても面白かった。2020/07/07
Koichi Yamashita
1
地球が誕生し生命が生まれ、地球と生命の進化がどのように関わってきたか、そしてこれから未来に向かってどの様な事が起きうるか、壮大な地球史は面白かった。2017/12/27
中性子星
0
かなり難しかった。最新の研究状況の羅列。専門向け。2016/04/24
H.Kimura
0
今年一冊目。2012/01/13