出版社内容情報
イエスの十字架上の死は、何を意味するのか。贖いの仔羊=イエスの受難伝承の根底にあるのは、さまざまな宗教にみられる供儀儀礼ではないのか。中近東から地中海・ヨーロッパに亙る、キリスト教文化の原形を探る。
内容説明
愛と裁きと十字架!牧畜文化の表象から。贖いの子羊=イエスの受難伝承の根底にあるのは、さまざまな宗教に見られる供儀儀礼ではないのか。西欧文明の深層にあるキリスト教文化の原形を探る。
目次
1 文化表象としてのカトリック(キリストの血と犠牲;キリスト・マリア・諸聖人―教会の教え ほか)
2 地中海世界とカトリック(聖なる空間;神―人間―自然)
3 歴史のなかのカトリック(神の仲介者たち;教会という制度 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みみっちい二十九
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カトリックの文化と歴史の論文。それぞれの宗教は小さな集落から発生していながら、世界中に断点的に共通の特徴を持つという平行性。そしてカトリックの歴史を見るときのユダヤからの発生、在来宗教を飲み込んで拡大してゆく連続性。平行性と連続性、これらに人の本質に触れる何かがあるのかもしれないと思う。本論は連続性についての論文であり、平行性については別の著書で述べているとのこと。そちらも今後読んでいきたい。2014/07/03
無重力蜜柑
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20年前の本だと思ってたら収録されていた論文はさらに30年前のものらしい。流石に今の水準から見れば「雑だろう」と言いたくなるような放言がパンパン飛び出すグランドセオリーの連続。キリスト教という宗教のザックリとした理念的イメージを掴むには良いかもしれない。あと、文章が何度も同じことを繰り返すスタイルで苛々する。2021/02/04




