出版社内容情報
驚くほど多量の図を記憶するハト、人間のことばで内面世界を表現するオウム、ジェスチャーや音声による文を理解するアシカやイルカ。動物たちの不思議な知的能力の世界を人間と比較しながら探る。
内容説明
ヒトはどこまでハトか。近年、明らかにされつつある動物たちの意外な知的能力。ハトやオウム、アシカ、イルカなどの知覚・記憶・言語・推論能力を興味深く紹介し、人間の心と比較する。
目次
序 動物たちの心の世界
1 ハトの見たピカソ、ハトの見たサザエさん
2 鳥たちの記憶
3 ハトの三段論法
4 アレックスの世界
5 アシカやイルカと話すには
6 なかまを見わけるには
7 歌を忘れるカナリアの話
終 知性はわたしたちだけのものか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
3
ヒトと動物の認知って何が違うんだろう、という好奇心で手に取った。30年近く前の書籍ではあるが、地道な実験・検証をもとに考察されている。上から目線の感想になってしまうけど、ハトがピカソの絵の特徴を覚えて、判別するなんて思ってもみなかったし、オウムがヒトの言葉で自分の内面(~が欲しい等)を自発的に話すなんて驚愕した。動物が言語を持たずに思考するということはヒトもそうだったのか?今でこそ内語で思考しているが、言語がなくても思考できるということが間接的に証明されている気がする。何気に恐ろしく示唆に富んだ本。2022/07/24
さ
0
授業で話した内容がちょいちょいでてくる◎2010/05/27
シュレッダ
0
参照図書にあった一冊。なかなかgood2018/11/19