内容説明
太陽の光が万物を育む自然の恵みであるとすれば、レーザーは人間の社会を潤す人智の結晶である。しかし、科学技術そのものが思想を持たないように、レーザーを活かすも殺すもまた人の智恵である。SDIからカラオケまで、生活・産業・防衛の幅広い分野で活躍を見こまれる人工の光レーザーを、「科学」と「技術」の視点から省察する。
目次
プロローグ レーザーの夜明け前
第1章 レーザーは透明人間か
第2章 情報化社会を制するレーザー
第3章 レーザー治療室
第4章 工場が変わる
第5章 レーザーが創る新しい世界
第6章 「レーザー時代」の展望