内容説明
皇祖神話はなぜ日向を舞台としたのか。九州第一の巨大古墳と1600基にのぼる日向古墳文化の全貌を明らかにし、大和王権の成立過程と深く結びつきながら展開した日向王国とその古代史を探る。大和王権出自の謎に迫る力作。
目次
第1章 日向古代文化の源流
第2章 日向の古墳文化とその展開
第3章 西都原古墳文化の形成
第4章 古代氏族と日向王国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hyena_no_papa
2
西都原古墳研究所所長で宮崎考古学会会長だった日高正晴氏の著。生まれが西都市という。考古学の専門家なので古墳についての解説はもちろん広く深いものがあるが、日向神話や葛城襲津彦など、日本神話についても日向との関わりを解説。また、景行期の熊襲征討や日向国の起源についても詳述。しかし、十八番は古墳。日向の諸古墳群や出土品などについての解説は一般の読者にも分かりやすく、かつ具体的。中には注目すべき指摘もある。弥生終末期から古墳時代初頭にかけての土器群の出土した古墳もあり、全国の古墳文化中での位置づけが興味深い。1994/08/03
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