NHKブックス
デザインの20世紀

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784140016565
  • NDC分類 757
  • Cコード C1370

内容説明

日常生活のなかで、「デザイン」が果たした役割とは何か。産業革命以後のイギリスに端を発し、20世紀社会を彩った「モダンデザイン」の担い手たち、そして試みを振り返る。

目次

1 近代のプロジェクト―現代デザインの源流(生活の総合デザインを夢見たモリス;新たなる精神―アール・ヌーヴォー;環境の規格化―ドイツ工作連盟)
2 マシン・エイジの夢とデザイン(マシン・エイジの夢;大量生産デザインの出現―フォーディズム;未来の大聖堂―バウハウス;アメリカのユートピア―インダストリアル・デザイン;消費社会のデザイン―アール・デコ;革命の夢―ロシア・アヴァンギャルド)
3 現代デザインの諸相(戦争と合理化のデザイン;アメリカン・デザインと戦後社会主義;商品のユートピア―現代の広告とデザイン;電子時代のデザイン)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らっそ

6
21_21 DESIGN SIGHTの「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」に著者の展示があった。展示を観て厳しい授業を取ってたもんだと思った。レポートすら出してないけど。2019/06/06

木村すらいむ

4
”誰のためのデザイン?”や”ノンデザイナーズ・デザインブック”を読んでから,本来的な意味のデザインの歴史を知りたくなったので読んだ.短い本の割に,知らなかったトピックをたくさん手に入れられて,語り尽くせない.「21世紀メディア論」の後に続けて読んだのが効果的だった.デザインに対する考えがどのように育まれ,広まったか,あるいは潰えたかが,歴史的あるいは社会的,政治的,経済的に語られる.いわばデザインのプロジェクトの系譜を扱っている.その分,認知とデザイン,個人とデザインという話は少なめだった.2014/09/07

tenchi

1
ウイリアム・モリスに代表されるアーツ・アンド・クラフト運動から始まり、アール・ヌーボー、ドイツ工作連盟、そして現代でも注目されるバウハウス、アメリカのSF的なインダストリアルデザイン、大衆消費社会の象徴としてのアール・デコ、社会主義革命の徒花となったロシア・アバンギャルド、大戦を経たアメリカ的文化のプロパガンダとしてのデザイン、80年代以降市場論理に沿って商品のユートピアを描いた広告、そしてポストモダンと呼ばれた電子時代のデザインと、19世紀末から20世紀のデザイン思想の潮流を概観するには適した良書です。2018/08/31

tokanonono

1
今や電子情報資本主義。近代デザイン史入門のために2012/10/01

kkoch

0
大学の授業で使った 今までは何となく、無機質で大量生産されているデザインを否定的に捉えてた。けど、電子時代になって少量多品種での生産が可能になったと同時に差別化を図る為のデザイン性が登場したって知って、あくまで商業デザインに過ぎないんだな〜と思うともう何を支持したらいいのか分からんワ(^-^)読書による自己破壊が起きました2022/07/26

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