内容説明
モーツァルトの凡ての芸術に、音から映像までのメディアを通して触れられる今日、その人間像を貴重な資料をもとに解明する労作。
目次
1 モーツァルトの発見―『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』の魅力と謎
2 ザルツブルクの神童―『ナンネルルの楽譜帳』
3 モーツァルトの音楽環境―音楽家たちの薫陶
4 少年モーツァルトのイタリアの旅―ミラーノ宮廷劇場の祝典劇
5 モーツァルトをめぐる音楽家たち―クレメンティとの競演
6 ヴィーンのモーツァルト―ヨーゼフ2世の時代
7 フリーメイスン結社とモーツァルト―モーツァルトの精神世界
8 声楽曲の世界―歌詞と楽音による情緒表現
9 教会音楽家モーツァルト―モーツァルトの教会様式
10 名作オペラの表現世界―永遠のレパートリー
11 器楽曲の世界―楽音と形式の響宴
12 シンフォニスト・モーツァルト―ソナタ形式とソナタ楽曲の境域
13 愛と友情の音楽表現―体験としての音楽
14 十八世紀の響き―モーツァルトの作品と演奏
15 モーツァルト真贋―『モーツァルトの子守歌』
16 モーツァルト・ミステリー―『レクイエム』問題と毒殺説
17 永遠のモーツァルト―2世紀のモーツァルト鑽仰
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