感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
4じゅうから
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学生の頃の副読本だったか。万葉集の解説本であるが、歴史書のようでもあり、さらには読み人の心情に迫った歴史小説といってもいい。平易な文章で、理屈っぽくなく、とても読みやすい。著者の人柄までが伝わってくるようだ2014/01/18
おはじき
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『万葉集講義』を補完する目的で読んだ。少し古い本なので、最新の研究が反映されているとかではない分、定説とされている正統派の読みがきちんと提示されている。また、万葉集の一巻から歌が詠まれた背景をきちんと解説しながら進んでいくので、一首一首のきちんとした鑑賞が求められる。解説されている歌の数も非常に多いので、最初の一冊には向かないが、入門書を読み終えてからさらに深める一冊として良いかもしれない。2024/12/03
たかだこうへい
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新元号「令和」とは、一体なんなのか。それを知るために(というか、取材で調べるために)購入した一冊。どうやら、大伴旅人が政略の糸に絡め取られて九州の太宰府に流され、その上最愛の妻も無くして塞ぎ込んでいた所を、友人らが勇気付けるために行われた「梅花の宴」で詠われた最初の一説らしい。ざっくり言うと、「梅の香りめっちゃいいよね!」だ。日本の将来が心配になったし、それを支えていくのが自分だとすると、少しブルーになる。2019/09/08
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- 和書
- 御庭番の明治維新