内容説明
分岐学の手法を応用し、複雑な言語の変化の歴史を科学的に推定する。中国語学研究に新たな時代の到来を告げる理論の誕生。第7回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。
目次
第1章 漢語系諸語比較研究の意義
第2章 粤語・桂南平話の比較研究―先行研究について
第3章 系統を推定する方法
第4章 粤祖語の音類を求める―粤祖語の再建初案
第5章 分岐学的分析による系統推定
第6章 粤祖語の再建
第7章 漢語史の中の粤祖語
第8章 分岐学的分析の可能性と限界―結びにかえて
著者等紹介
濱田武志[ハマダタケシ]
1987(昭和62)年生まれ。2010(平成22)年東京大学文学部言語文化学科卒業。2012(平成24)年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2016(平成28)年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、三重大学人文学部講師。専門分野は言語学・中国語学。主に音韻論や漢語系諸語の言語史について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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