言語学バーリ・トゥード〈Round2〉言語版SASUKEに挑む

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130841023
  • NDC分類 804
  • Cコード C1080

出版社内容情報

レイザーラモンRGの「あるあるネタ」はどうしておもしろいのか。「飾りじゃないのよ涙は」という倒置はなぜ印象的なのか。猪木の名言から「接頭辞BLUES」まで縦横無尽に飛び回りながら、日常にある言語学のトピックを拾い出す。抱腹絶倒の言語学的総合格闘技、Round 2スタート!

内容説明

レイザーラモンRGの「あるあるネタ」はどうしておもしろいのか。「飾りじゃないのよ涙は」という倒置はなぜ印象的なのか。猪木の名言から「接頭辞BLUES」まで縦横無尽に飛び回りながら、日常にある言語学のトピックを拾い出す。抱腹絶倒の言語学的総合格闘技、Round2スタート!

目次

生産者の顔が見える原稿
言語版SASUKEに挑む
言葉に引導を渡す者
あるあるネタはなぜ人を笑顔にしがち♪なのか
最高にイカすぜ、倒置は!
悪い言葉の誘惑
“コント”ミスリーディング・セミナー
二〇二三年も“行けばわかるさ”
“創作”言語モデルに人生を狂わされた男
話題のAIをちょっと真面目に解説してみる
“創作”メトニミーのない世界
日本語は「世にも曖昧な言語」なのか
重言パラダイス
日本語は本当に「非論理的な言語」なのか
“コント”接頭辞BLUES

著者等紹介

川添愛[カワゾエアイ]
作家。1973年生まれ。九州大学文学部卒業、同大大学院にて博士(文学)取得。2008年津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授、2012年から2016年まで国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授。専門は言語学、自然言語処理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

54
言語学者のエッセイ第二弾。今作も面白かった。倒置法かっこいいなあ。猪木と藤波の「やれるのか、お前、本当に」 「やりますよ。もっと信頼してください、俺のこと」というやりとりなんてほとんど漫画の台詞みたい(使ってみたいけど、自分が使えるかどうかは謎)ドラマ「ヨーロッパ特急」は知らないけど「タコ」が興味深い(そういえば最近あまり聞かないかも)。お笑いは不案内だけどRGさんのあるあるネタは知っていたので、取り上げられて嬉しい。最後の接頭辞コントも面白かった。劇画調の挿絵も好き。次作も楽しみー。2024/09/27

小太郎

49
前作のround1がとても良かったので続けて読みました。それにしても川添さんのプロレス愛は相当なものです。前作同様小出しに出してくるプロレスネタ満載の一冊になっています。難しい用語が多いし言ってることがよく分からない言語学というフィールドをこれほど身近に感じるとは!(プロレス絡みの例え話はとても分かり易い)今回はアントニオ猪木の話とレーザーラモンRGネタが秀逸。言われてみると成程そうだよなと彼女の頭の良さに今更ながらに気が付きます。 是非round3お願いしたい。★42024/12/08

Sam

46
続編。本作も面白いよ!「アリキック」の不思議さ。なるほど。「あるあるネタ」、最高っす。「接頭辞BLUES」、なかなか秀逸。俵万智による「日本語の使い方が上手いアーティスト」1位は?「重言パラダイス」、やや期待はずれ。むしろ「文節化の恐怖」とか書いてくれないかな。「重いコンダラ(思い込んだら)」とか「明けてゾケサは別れ行く(明けてぞ今朝は別れ行く)」っていうのは有名だけど、自分の場合は大人になるまで「東横のレン街」の「レン街」ってなんだろう?ってずっと思っていて思い切り妻に笑われたのだった。脱線失礼。 2024/08/23

阿部義彦

45
Round1に続きRound2を読了。実はこの本はたまに行く教養書のコーナーがある書店で、新聞に紹介された本として平積みになっていた物。表紙と全体の雰囲気でビビっときました。プロレスの事に気をとられ著者をすっかり男だと思ってたら、昭和の典型的な名前(愛ちゃん)でYouTubeでの対談で本人を見て、女の人(私の10個下位)じゃないですか!岸本佐知子さんに続いて本業以外でオモロイ文章を書く女子をまた一人見つけちゃた!て感じです。接頭語、重文、メトミニー、そして昭和の香り漂うギャグにゾッコンです。今月イチオシ2024/09/13

shikashika555

41
第1弾がとっても面白かったので作者買い。 著者のプロレス愛に感銘を受ける。 私はプロレスには全く興味が持てずに来たが、著者が猪木亡き後 猪木のモノマネを再開するくだりでビリビリ来た!(笑) 猪木への愛もさることながら、モノマネをひとりですることをこんなふうに表現するものを今まで読んだことがなかった。 恥もてらいも自虐も全く無い。 そこにあるのは純粋なモノマネへの欲求と実施と感想なのだ。 とても清々しい。何故かわからないが新しいトビラを開けて見せてもらった感。 あと、最終章「接頭辞ブルース」が楽しい😆2024/12/03

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