出版社内容情報
小説家たちは,何を書いてきたのか――創作の極意,若い頃の記憶,転機となった出来事,そしてこれからのこと.自身が代表作を三作選び,それらを軸として創作活動の歴史を振り返る,珠玉のインタビュー集,かつ良質なブックガイド.
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内容説明
詩人・美術家・小説家の創作の源泉とは?珠玉のインタヴュー集、かつ良質なブックガイド。
目次
谷川俊太郎―言語以前の存在に触れる詩が書きたい(ノートに書いた詩を父親に見せる;ラジオ作りが好きだった少年時代 ほか)
横尾忠則―未完にして終わる、そこから僕は自由に動き始める(代表作の数々;通俗的なものにしか興味がなかった ほか)
石牟礼道子―誰か聞き取っておかなければ、私が書いてみようと始めた(人の原型に会う;女性解放運動家への関心 ほか)
筒井康隆―常識とか良識を疑問視する、それが文学の使命じゃないか(『日本以外全部沈没』―庶民のバイタリティ;あらゆる人たちを面白がる ほか)
著者等紹介
武田将明[タケダマサアキ]
1974年、東京都生まれ。京都大学文学部卒。東京大学大学院人文科学系研究科を経て、ケンブリッジ大学でPh.D.取得。法政大学文学部准教授を経て、2010年から東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は英文学(一八世紀イギリス小説)。2005年に日本英文学会新人賞佳作、08年「囲われない批評―東浩紀と中原昌也」で群像新人文学賞評論部門を受賞
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年生まれ。52年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。75年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、83年『日々の地図』で読売文学賞、93年『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2005年『シャガールと木の葉』で毎日芸術賞、08年『私』で詩歌文学館賞、16年『詩に就いて』で三好達治賞など受賞。詩のほか、絵本、エッセイ、脚本、作詞などを幅広く発表
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
1936年生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後も世界各国のビエンナーレ等で活躍する。95年に毎日芸術賞、2001年に紫綬褒章、08年に小説集『ぶるうらんど』で泉鏡花文学賞、11年に旭日小綬章、朝日賞、14年山名賞、15年高松宮殿下記念世界文化賞など受賞・受章。12年神戸に横尾忠則現代美術館、13年香川県豊島に豊島横尾館が開館
石牟礼道子[イシムレミチコ]
1927年生まれ。69年に公刊された『苦海浄土―わが水俣病』は、大宅壮一ノンフィクション賞となるが辞退。73年マグサイサイ賞、93年『十六夜橋』で紫式部文学賞、2002年朝日賞、03年『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年生まれ。65年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、97年フランス芸術文化勲章シュバリエ、パゾリーニ賞、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、02年に紫綬褒章、10年に菊池寛賞、17年に毎日芸術賞など受賞・受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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