ハヤカワ・ミステリ文庫<br> メグレと若い女の死

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ハヤカワ・ミステリ文庫
メグレと若い女の死

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150709532
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

真夜中のパリで見つかった奇妙な女性の死体。司法警察局のメグレは事件の捜査にあたるが……人間心理を追求する不朽の名作がついに新訳

内容説明

パリ、ヴァンティミユ広場で女の死体が発見された。場違いなサテンのイブニングドレスをまとった被害者を見たメグレは、事件が複雑なものになると直感する。ルイーズと名乗る女性はなぜ殺されたのか。メグレはルイーズの人生をなぞるように捜査を行う。犯人を追うことよりも、孤独と苦悩の中にあった彼女の人生を理解することが事件を解き明かす鍵だとわかっていたからだ。シリーズの代表作がついに新訳。

著者等紹介

シムノン,ジョルジュ[シムノン,ジョルジュ] [Simenon,Georges]
1903年、ベルギーのリエージュに生まれる。1919年にAu Pont des Archesを発表し、作家デビュー。1922年にパリへ移住し、多くのペンネームを使い約200点の通俗小説を書きながら、小さなヨットでヨーロッパ中を回り、1931年には、“メグレ警視”シリーズの第一作目を執筆。その後も“メグレ警視”シリーズや“ロマン・デュール”と呼ばれる純文学よりの作品を数多く執筆し、フランスを代表する作家として高い評価を受ける。1989年、ローザンヌの自宅で死去。享年87

平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生、早稲田大学文学部卒、中央大学大学院修士課程修了、フランス文学翻訳家、中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

148
シムノン&「メグレ警視」シリーズ初読み。ある広場で見つかった若い女性の撲殺死体…彼女はイブニングドレスを着ていたが、ホステスなどではないらしい。彼女は一体何者で、なぜドレスを着た姿で殺されたのか?…全体的に地味な作品ですが、中条省平さんの解説にもある通り、被害者の生い立ちを辿ったメグレが被害者の心理を分析し“感情移入”することで真相に迫るというのが面白いですね!特に、ある人物の証言の“嘘”を見破るシーンが秀逸です。それにしても、被害者があまりに憐れだし、別行動で捜査するロニョン警部も何だか切ないですね…。2024/06/15

ehirano1

116
事件そのものよりも 「ルイーズという娘が、どんな人生を歩み、なぜ死ななければならなかったのか」という『ひとりの若い女性の人生の哀しみ』を辿り解き明かすスタイルが印象的でした。2026/06/14

KAZOO

111
むかし、シリーズで出されていた時に読んだ覚えがあるのですが内容はすっかり忘れていました。今月(3月)の17日からパトリス・ルコントが監督でドパルデュー主演での映画が公開されるというので新訳で出版されたものでしょう。この中では司法警察のメグレと地区警部のロニョンという警部の捜査が対比で描かれています。ロニョンが地道に操作するのに対してメグレは殺された女性の生き方をさかのぼって解決します。何方がいいとは言いませんが最近はロニョンの捜査方法の方が警察小説では主流となっていると思います。読みやすい訳でした。2023/03/08

ケイ

97
半年くらい前に観た映画のイメージで、登場人物達が動いていた。映画でのメグレ警視が抱える哀しみと、貧しさに苦しむ若い女性の孤独をどうしても行間に探してしまう。推理していくということは、犯罪の起こる背景、犯罪にいたる人々の暗さに入っていくことなのだな。謎解きありきのタイプのミステリより、動機の切なさを解きほぐしていくシムノンの描き方にはまる。読み直そうかな。2023/11/08

クプクプ

81
母に選んでもらったミステリーの2冊目。メグレ警視が捜査をチェスに例えたところと、物語の舞台のパリで、ジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」の演劇が流行していた、というところが面白かったです。ミステリーの品もよかったです。この作品は映画化されたそうですが、私はフランス映画も、翻訳モノのミステリーも読み慣れていないため、苦戦しました。しかし、シリーズモノとして、わかる人にはわかる良さがあるのは認めます。次は自分で選んだ本を読む予定です。2023/05/03

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