出版社内容情報
20世紀前半の数十年間にわたって、多くのアメリカ人に愛され、憎まれ、そして忘れさられた、ハシムラ東郷とは何者? 日本人の表象――歯が出ていて、メガネをかけ、目のつりあがった顔――に深く関わるハシムラ東郷が、今、初めて明らかにされる。画期的な文化研究。
書評に続々採り上げられました。
☆読売新聞11/30書評欄/評者:田中純氏
☆日本経済新聞11/30書評欄/評者:村上由見子氏
☆北國新聞11/23書評欄ほか/評者:長山靖生氏
☆琉球新報11/16書評欄ほか/評者:越川芳明氏
内容説明
かつて多くのアメリカ人に愛され、憎まれ、そして忘れさられたハシムラ東郷―日本人の表象のプロトタイプを探る画期的な文化研究。
目次
第1章 謎の日本人コラムニスト、ハシムラ東郷あらわる
第2章 ウォラス・アーウィンの教育―イエローフェイス作家への道
第3章 家政夫は見た―史上最悪の使用人が語る「使用人問題」の真相
第4章 オノト・ワタンナの日本小説玉手箱―同時代イエローフェイス事情1
第5章 ヨネ・ノグチの不思議の国の朝顔―同時代イエローフェイス事情2
第6章 ハシムラ東郷、異種格闘する―『日ノ本』対『ハシムラ・トーゴー』
第7章 東郷二十面相―おかしな異人さんから敵の顔ができるまで
結語にかえて ウォラス・アーウィンの手紙
著者等紹介
宇沢美子[ウザワヨシコ]
1958年生れる。1987年慶應義塾大学文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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