源氏物語の論理

源氏物語の論理

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784130800587
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C3095

出版社内容情報

光源氏の運命と行為を通して,源氏物語に特有の構成論理を鮮やかに説きあかす.正篇の巻々の順を追って数奇な物語の組み立てを論じ,およそ10世紀までの歴史の流れのなかに,物語のきわどい成立を論じる.

目次

1 桐壺の巻の基盤について―準拠・歴史・物語
2 物語の構成と時間軸―若紫系諸巻の場合
3 運命と行為―たがい目の実現をめぐって
4 葵・賢木の巻の場合―光源氏の運命と行為
5 花散里および須磨・明石の巻の場合―運命を開く論理
6 『源氏物語』の成立過程の1節―大井物語の背景
7 光源氏の栄華と行為―澪標の巻の場合
8 『源氏物語』と歴史意識―冷泉院をめぐって
9 結婚拒否の物語序説―朝顔の姫君をめぐって
10 式部卿宮家
11 夕霧の巻の成立
12 柏木の情念
13 『栄花物語』『大鏡』の歴史観―皇位と権勢

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