人口と感染症の数理はいかに創られてきたか―個体群ダイナミクスの数学史

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人口と感染症の数理はいかに創られてきたか―個体群ダイナミクスの数学史

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  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130639064
  • NDC分類 358.01
  • Cコード C1041

出版社内容情報

COVID-19というパンデミックに見舞われ、一般的にも「基本再生産数」とその数理モデルが注目されるようになった。本書は、初等数学を使った数理モデルの解説とその分野を開拓した研究者の紹介というコンセプトで、13世紀から現在に至る歴史的発展を追うユニークな入門書。初学者に最適。
フランスの数学者・数理生物学者であるニコラ・バカエル (Nicolas Baca?r) の著作、Histoires de mathematiques et de populations (Cassini ?diteurs, Paris, 2008) の全訳。ただし、本書は日本語版独自の2章分 (23章、27章)を補い、訳注で必要なアップデートをおこなった、仏語原著ともその英訳(A Short History of Mathematical Population Dynamics, Springer, 2011) とも異なる増補新版。

内容説明

多様な数理モデルの基礎と発展の歴史を一冊で学ぶ。医学(疫学)、生物学(集団遺伝学、生態学)、社会科学(人口学)…。さまざまな分野に現れる問題を読み解く数理モデルの基礎を、モデルを生み出してきた数学者たちの足跡とともに学ぶ、ユニークな入門書。

目次

フィボナッチ数列(1202)
ハレーの生命表(1693)
オイラーと人口の幾何学的成長(1748‐1761)
ダニエル・ベルヌーイ、ダランベールと天然痘の予防接種(1760)
マルサスと幾何学的成長に対する障害(1798)
フェアフルストとロジスティック方程式(1838)
ビエナイメ、クールノーと姓の消滅(1845‐1847)
メンデルと遺伝の法則(1865)
ゴルトン、ワトソンと姓の消滅問題(1873‐1875)
ロトカと安定人口理論(1907‐1911)〔ほか〕

著者等紹介

バカエル,ニコラ[バカエル,ニコラ] [Baca¨er,Nicolas]
1975年生まれ。2000年にフランスの名門校である高等師範学校を卒業。2002年にピエール・アンド・マリー・キュリー大学(パリ)で数学の博士号を取得。現在、パリ郊外にあるInstitut de Recherche pour le D´eveloppement(IRD)で研究員として勤務。生物個体群ダイナミクス、とくに感染症数理モデルを研究

稲葉寿[イナバヒサシ]
1957年生まれ。京都大学理学部数学系卒業、ライデン大学PhD.現在、東京大学大学院数理科学研究科教授

國谷紀良[クニヤトシカズ]
1985年生まれ。東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。博士(数理科学)。現在、神戸大学大学院システム情報学研究科准教授

中田行彦[ナカタユキヒコ]
1983年生まれ。早稲田大学大学院基幹理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。現在、青山学院大学理工学部准教授

竹内康博[タケウチヤスヒロ]
1951年生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、青山学院大学理工学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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PapaShinya

1
この本は、楽しい読み物です。ポピュレーション・ダイナミクスの発展史を、年代順に、数式を使って具体的に説明しています。なので、現在議論されている人口学の基礎理論が、どういう考えでそういう形に落ち着いたかをゆっくりと勉強できます。標準的な教科書では省略されている話題も興味深い。フィボナッチのうさぎから始まっているのもいい。この本が書き換えられる頃には、日本の人口推移が滅亡か復活かの典型パターンとして取り上げられているかも。個人的には姓の消滅確率の話が面白かった。日本の姓の数の推移を調べたら面白いかも。2023/12/30

shin

0
人口学の歴史書。他分野のデータを見ている身としては、モデルと実際の数字が比較的合う分野として魅力に感じた。西浦先生の本と合わせて読むと理解が深まるかも、と思った。2024/01/21

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